ビクトレックス社、PEEKフィルム新規プラントを開設

ビクトレックス社、1,600万英ポンド投資のPEEKフィルム新規プラントを開設

超高性能ポリマー VICTREX PEEKを製造・販売するビクトレックス社 (CEO:デビット・ハメル、本社:英国ソーントン・クリーブリーズ)PEEKフィルム製品群である APTIV フィルムの新規プラントを、本社敷地内に開設したことを発表しました。 近年のAPTIVフィルムの需要増に対して、本新規プラントは1,600万英ポンド(およそ30億円)の投資によって開設されました。 開設式は英国財務大臣ジョージ・オズボーン氏が見守る中、新規プラントに併設されているショールーム内にて行われました。

 近年航空宇宙や自動車産業における燃費向上の追求、またデバイスの小型多機能化が進む電気電子分野において、軽量化部材や絶縁材として極薄で強靭な熱可塑性プラスチック・フィルムの需要が高まっています。 ビクトレックス社はこのグローバルトレンドのさらなる伸びを見込み、APTIVフィルムのプラント増設に踏み切りました。 中でも著しい需要の増加を見せているのがモバイル機器類への応用で、より小さく、薄く、軽くなるデバイスの本体や、超小型でもクリアで迫力ある音質が求められる内臓スピーカーやマイク部分に多用されています。 APTIV フィルム採用のスピーカー振動板を搭載したデバイスは、これまでに世界で10億台以上出荷されています。 またAPTIVフィルムは航空機搭載の防音断熱材の軽量化や、自動車の電動化部品における絶縁材としても大きく注目されています。

 この開設式に際してオズボーン財務大臣は、英国北部に対するインフラ増強、将来の科学技術教育やエンジニアの育成についても触れ、英国産業におけるビクトレックス社の貢献と、そのサステナビリティ活動に対する理解を深めました。 ビクトレックス社は2015年の上半期に、英国本社敷地内にて独立型の新規PEEKプラントの開設も控えています。