APTIV™フィルム

VICTREX PEEKの比類ない性能を薄いフィルムに

APTIVフィルムについて

APTIVフィルムは、VICTREX™ PEEKポリマーの傑出した特性と加工のしやすさを兼備えたフィルムです。

電気的安定性

高い絶縁破壊強度

幅広い温度、周波数、および湿度レベルで安定した誘電特性

優れた耐摩耗性

PTFEの3倍を超える耐摩耗性

無潤滑下での限界PV値は145 MPa-m/分

傑出した音響特性

比類ない音響疲労性能

より高い出力に対応

耐薬品性

一般的な溶媒に溶けない

酸、塩基、潤滑油、および自動車用フルードに対する優れた耐性

高耐熱性

相対温度指数は220°C

300°Cの鉛フリーはんだ付け工程でも使用可能

低吸湿性

機械的特性と電気的特性を極めて長く保持

極めて高い耐加水分解性

製品グレード

製品グレード

薄く、フレキシブルで多用途に向くAPTIVフィルム

APTIV Films acoustics

より薄く、小さく、スマートなフィルム・ソリューション

 

 モバイル機器の小型・軽量・多機能化のトレンドはますます進んでおり、超小型のスピーカーやマイクでもクリアで迫力のあるオーディオ性能が求められています。多くの設計エンジニアがAPTIV DBによってこれらの条件を満たし、信頼性、音響品質、およびコンパクト設計のパフォーマンス最適化を実現しています。

APTIV DBの利点:

  • 信頼性と耐久性の改善によってスピーカーの寿命を3倍に 
  • 超小型音響機器でも高出力に対応、優れた音響特性を発揮
  • 共鳴周波数を最適化するとともに全高周波歪みを最小化
  • 優れた加工性によりスピーカー振動板の設計自由度向上
  • 防水(IP定格)マイクロスピーカーが設計可能、スピーカー故障を低減

耐摩耗性

APTIV Films product forms

 「摩耗ゼロ」につながるフィルム・ソリューション

 

APTIVフィルムは、厳しい摩耗条件に晒される部品設計をしているエンジニアの強い味方です。APTIVフィルムは、スラスト・ワッシャー、ベアリング表面、などの高速回転部品に対して、他の耐摺動材料やフィルムにない高い潤滑性、低摩擦係数、耐摩耗特性をもたらします。

APTIV WEARの利点:

  • オイル、グリース、潤滑油、および自動車用フルードに対する優れた耐性によって部品の耐久性向上
  • 極めて低い摩擦係数によってシステム応力を低減
  • 極めて低い吸湿性によって寸法安定性向上
  • スリット作業、ダイカット作業、スタンピング作業など、幅広い二次処理が可能
  • 低摩耗率で耐用年数を延長

電気絶縁

APTIV Films product forms

 厳しい環境でも効率向上と寿命延長を可能にする

 

電動装置と発電システムの動作条件がさらに厳しさを増し、ダウンサイズによって使用できる空間が限られても、APTIVフィルムならさらなる性能強化を可能にしてくれます。単層の薄膜でも比類ない電気耐性、機械耐性、耐薬品性、および湿度耐性を持つため、自動車エンジニアやエネルギー分野のエンジニアは信頼できる技術ソリューションとしてAPTIVフィルムを採用しています。

APTIV ELECTRICAL INSULATIONの利点:

  • 240°Cの電気的相対温度指数によって安全性と信頼性を向上
  • 絶縁破壊電圧に近い高電圧における長期使用でも性能を維持するのでより高い電力密度で使用可能
  • 優れた耐湿性と耐薬品性によって製品信頼性を維持
  • 高い電力密度に耐える絶縁部品をより薄く設計
  • 広い温度域における製品効率を向上し、製品寿命を延長
  • 薄く丈夫なフィルムによって製造プロセスを改善

次世代防音断熱システム

APTIV Films product forms

次世代防音断熱システム

 

多くの航空機メーカーで、APTIVカバー・フィルムを採用した軽量の防音断熱ブランケット(TAB)が導入されています。TABは、FAA(連邦航空局)が規定する火炎拡散性の最新テストをクリアしながら、従来フィルムよりさらなる軽量化を実現しています。APTIV™フィルムは、公共交通機関などの大量輸送市場やHVAC(冷暖房空調設備)市場にも同様のメリットをもたらすことができます。

APTIV BARRIERの利点:

  • 大幅な軽量化により燃費を向上し、CO2排出量を低減
  • 航空宇宙産業における実績に裏付けられた信頼性
  • あらゆる航空機の防音断熱材としての規格を満たすフィルム幅で提供
  • FAA FAR 25.856(a)火炎伝播試験をクリアし、耐久性も向上
  • 含金属と非含金属フォーマットのいずれでも優れた透湿特性によって軽量化を実現
  • APTIVフィルムで製造した絶縁テープと修理用粘着テープによって耐用年数を延ばす

成形

加工方法

あらゆる二次加工が適用可能

APTIVフィルムは、あらゆる二次加工が適用可能で、多くの用途に展開可能です。加工方法についての技術サポートは当社専門家に加え、パートナー会社との連携によるグローバル・ネットワーク体制でご対応しています。

APTIVフィルムは、従来のコーティング装置でシリコンやアクリル接着剤、Bステージ加熱活性化接着剤、ハード・コート、印字可能なラベル用トップコートなどの様々な材料をコーティングできます。APTIVの表面エネルギー改質グレードを利用して粘着性を高め、コーティング・オプションをさらに増やすことも可能です。

APTIVフィルムを金属蒸着するには、真空蒸着、スパッタリング、無電解メッキや金属フォイルの熱溶着など、様々な処理方法が利用できます。 APTIVフィルムは接着剤無しで、アルミニウム、銅、ステンレス鋼といった多くの金属と接合できます。

APTIVフィルムは熱可塑性であるため、バッチ・プレスやロール・ツー・ロール・プロセスで金属、ファブリック、その他の強化/非強化樹脂フィルムに対してラミネーション加工ができます。 当社内の高温真空積層プレス・システムでは接着剤を使用せずにAPTIVフィルムと各種基板の接合試作が可能です。

 

サーモフォーミングによるAPTIVフィルム成形は特注部品や特殊形状品の製作に向いています。 ビクトレックス社の上海技術センター(中国)には熱成形施設があります。当技術センターでは、APTIVフィルムを使用いただいている世界中のお客様のサーモフォーミングによる成形製品の材料選定、試作品の製作、試験、および分析を支援しています。 当社はまたお客様がご自身の生産設備で生産をされる際の技術サポートの一環としてニーズや生産環境に応じてカスタマイズされたトレーニングも実施しています。
APTIVフィルムのダイカットやスタンピングによる加工は、特殊な形状や大きさのワッシャー、ガスケットの製作に向いています。 加工メーカーの多くは機械的な加工を好みますが、APTIVフィルムはレーザー切断やウォータージェットによる加工が非常に効果的であることが実証されています。
APTIVフィルムは、熱、超音波、またはレーザーで様々な基板に熱溶着できます。熱溶着するには、フィルムを融点まで加熱して適切なレベルの圧力を加えながら基板と密接に接触させます。

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産業分野

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