ビクトレックス社、アジア・イノベーション & テクノロジー・センター(AITC) 開設10周年

ビクトレックス社、アジア・イノベーション & テクノロジー・センター(AITC) 開設10周年

AITCは設計の最適化や迅速なプロトタイピング、プロセスをご提供することで、中国およびアジア太平洋地域のポリマー技術開発において、活力にあふる、確固たる役割を果たしています。

 

ビクトレックス社が上海に開設したアジア・イノベーション&テクノロジー・センター(AITC)は、2016年6月で10周年を迎えました。AITCの開設以来、ビクトレックス社は中国およびアジア地域諸国のVICTREX™ PAEK*ユーザーに製品試作、製品デザインおよび成形条件の最適化などの技術サポートをとおしてあらゆる産業における製品開発を支援してきました。

 

 

「上海のAITCは多くのお客様に、製品のパフォーマンス向上をご提供してきたと自負しております」と、AITCの技術サービス部長を務めるレイモンド・カイは語っています。「AITC在籍のエンジニアはプラスチック産業で平均10年以上の経験を有しており、地域特有のニーズを的確に捉えると同時にグローバルカンパニーとしてのビクトレックス社の強みを活かしたポリマーソリューションを提供してきたのです」

 

AITCが提供してきた技術サポートの代表例として超小型スピーカー向け振動板の開発があります。

AITCがスピーカー振動板の試作品とその緻密な分析結果を提供した結果、製品開発は通常のリードタイム(発注から納品までに要する時間)を3分の1から4分の1まで短縮することに成功しました。 製品ライフサイクルが極めて短いエレクトロニクスの世界では、研究開発のスピードアップはメーカーにとって大きなアドバンテージとなります。

航空宇宙分野では、航空機の機体構造部品の一種であるブラケットの開発をサポートしており、金属と同等の強度とパフォーマンスを実現しながら軽量化を図り、製造コストも削減できるような部品設計の最適化を行っています。 また樹脂成形の分野では、PEEKポリマーの圧縮成形技術を進化させたことも、AITCの大きな功績のひとつです。

 

ビクトレックス社はPEEKポリマーを発明し、それを初めて製品化して以来PEEKポリマーの専業メーカーとして35年以上にわたるPEEKポリマー開発経験の蓄積があります。上海のAITCは、本社のある英国と日本にある2つのテクノロジー・センターと密接に連携しており、最先端のPEEKポリマーの製品開発サポートをアジア地域のあらゆる産業の顧客に提供しています。AITCは最先端設備による各種開発データの取得およびその分析サービス、製品開発ごとに最適な素材選択に関するコンサルティングを強みとしており、PEEKユーザーに向けた様々な技術トレーニングも提供しています。

 

「AITCは中国とアジア地域諸国の市場のニーズを的確に捉える一方で、この市場に新規技術やソリューション導入の支援をしてきました。10周年を迎えるにあたり、AITCは当社の重要な戦略的拠点として今後も中国とアジア地域全般に誠心誠意力を注いでいくことをあらためて強調します」と、ビクトレッス社のマネージング・ダイレクターであるティム・クーパーは話しています。

 

AITCは2006年に250万米ドル(当時)の資本を投じて2,000平方メートルの敷地に開設されて以来、PEEKフィルムやPEEKコーティングの技術開発機能の新設など、ダイナミックな成長と進化を遂げてきました。

 

AITCのビデオ(https://www.youtube.com/watch?v=eqZiTPFlaIY) もぜひご覧ください。